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2012年3月23日 (金)

御宿 なか屋(由布院温泉)

Gaikan

 九州旅行三泊目のお宿は、由布院温泉の「御宿 なか屋」さんです。由布院御三家とかは予算的に絶対無理ですので、狙うのは御値打ちで良い宿です。なかなか簡単には見つかりませんが、探せばあるもんだと思います。今回の旅行の帰りの新幹線で同行者に尋ねたところ、全員が「三軒のお宿が、全部良かった!」と言ってくれました。この言葉を聞けて「S田旅行社」として頑張った甲斐があったと云うもんです。(嬉泣)
 女性陣の強い希望で「絶対!由布院中心地の宿」を厳命されてましたので、苦労しました。ここを見つけたのは、壁湯温泉の「旅館 福元屋」のリンクページからでした。なぜか?直感的に「ここは良さそうだ!」と感じました。そして、結果はビンゴ!!添乗員冥利につきます。(笑)

 「御宿 なか屋」の立地は、由布院のメインストリート湯の坪街道を横切ってすぐの、湯の坪川沿いです。由布院駅まで10分、金鱗湖なら5分といった由布院探訪には絶好のロケーションに建っています。でも、宿の前の道が狭いせいか?(なのに一方通行ではない)、湯の坪街道の喧騒からも無縁です。しかし、S田個人的に最もポイント高かったのは、「玉の湯」や「亀の井別荘」の直近であったことです。特に「玉の湯」さんは、同じ町内って感じの徒歩2分です。これで、夜遊び決定です。(笑)

 由布院には、12時頃には到着!チェックイン前なのに快くプリウス駐車させていただけました。(これで、心おきなく昼ビール決定!)「湯の岳庵」を予約して「季節のお弁当」ってな提案もさせていただいていたのですが、「昼は軽くてイイの!」と却下されてましたので、昼食の御店選びは女性陣にお任せしました。(ビールさえ飲めれば…、どこでも…)

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 選んだお店は、湯の坪街道の小ぎれいなCafe「鞠智(ククチ)」(難読?)、オーダーは全員鞠智カレーで統一。S田は運転の御褒美で、生ビール+○△?コロッケ+大分とり天(サイドメニューは独占してません)。「あぁ、クルマって邪魔だなぁ。」(笑)
 カレーもビーフ味のピリ辛で美味しかったです。不思議だったのは、調理場は離れたところにあるらしく、大きなトレイに入れてその都度運んできます。近くに系列店があるのでしょう??
 ボリューム的にも、S田一行の当初の目的に合致していて…、流石なお店選びの眼力です。

 昼食後、由布院探訪でフラフラしましての感想は、特に「湯の坪街道周辺は、俗化して清里みたいだなぁ。」って感じでした。客筋も、若者やアジアからの観光客が殆どで、お店もそちらに合わせたスルーしたくなるお店が殆どでして、大人向けの店が少な過ぎ。(泣)
 当方女性陣、嘆く事しきり。(でも、ご自分達のご希望の由布院ですから~(汗))

 やや意気消沈しまして御宿に帰り、温泉につかって気分一新!立地からして開放的で広い露天風呂は望めませんが、それでもまずまずの広さ(5~6名は楽勝)の露天風呂と、石と檜ををうまく使った清潔な内風呂がありまして結構でした。ただ、私達の入浴タイムが早すぎたのか?それとも温泉の湯温の変化なのか?内風呂のみ温度が高過ぎ!て適温に下げるのにちょっと苦労しました。お風呂から出た後、女将に報告しましたら即!対応してくれました。

 この「御宿なか屋」さんの特徴の一番は、ご主人が関西の料亭で修行された料理なんですが、二番目は宿全体が清潔&ピカピカになっていて本当に気持ち良いことです。玄関を入った瞬間から廊下のキレイさにびっくりします。スリッパなしでどうぞ!なんですが(部屋には用意されてますが)、毎日のお手入れを考えますと凄い!ってレベルだと思います。「一事が万事。」って言われるように、お宿全体が隅々までキレイにされてます。

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 待ちに待った夕食のスタートです。自家製のごま豆腐、白和え、お造りが並んだお盆に、はまぐりのお吸い物が熱々で出されます。まず、自家製ごま豆腐、ンマイ!っす「うーーむ、只者ではないな、お主!」とうなります。ですから、白和えも美味いに決まってます。あぁ、熱いうちに吸い物を…、「良い出汁、ひいてるなぁ。」お造りも、素材も良いけど、包丁の冴えも…。
 ビールから、安心院ワインの白に変更です。気持ち甘いけど、女性陣にも飲みやすい!と好評で良かった。

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 この写真の前には、焼き物として(確か?)鰤の照り焼き(上品!)や、車海老と春野菜の天麩羅(当然熱々!)が出てます。冷めないうちに速攻でいただいたので、写真を撮る暇がありませんでした。
 これも。ワインにぴたりだぁ。

 そして、豊後牛のステーキ(一切れ食べてる!)と、野菜サラダ(新鮮、そして胡瓜の飾り切りに包丁の技が…)とすすんでいく頃には、ワインも完飲。
 次の獲物を…と、探すS田の視線は離れたカウンターに並べられた一升瓶の列。数本あった中で光り輝いたオーラを放つソレを見逃すS田ではないのだ。(ハァハァ…)

 「兼八(麦焼酎)」四ツ谷酒造(大分県宇佐市)

 入手困難な「幻の麦焼酎」なんです。(呑んだ事ないけど)噂に聞いて、この旅行の間、酒屋を見つけるたびに飛び込んではチェックしていたんです。影もカタチも発見出来ず、でした。それが、思いもかけないところで、こうしてお目に掛かれるなんて。でも、瓶だけってことも…。早速、女将さんに聞いてみます。
 「あそこにある「兼八」っていただけるんでしょうか?」(S田)
 「はい、どうぞ。で、どういたしましょう?(何で割る?ロック?)」(女将)
 「(喜!)私はお湯割りで。兄貴は水割りで。」(S田)
 「それと、お高いんでしょうねぇ?(ヒヤヒヤ)」(S田)
 「普通のより、ちょっとだけですから安心して下さい。」(女将)

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 写真は、またやってきた超熱々ハフハフの「ひろうす」当然、自家製。こちらは、豆腐料理がお得意の一つのようです。

 あぁ、なんてラッキー。そしてすぐに大きめなグラスにナミナミとやってきた「兼八」のお湯割り。一口飲んでみると…(濃い目のお湯割り、太っ腹!)、これまで飲んだ麦焼酎(いいちこ、二階堂他)とは、まったく違う、香ばしい麦の薫り、そして複雑な旨味があります。これまでの麦焼酎は、あっさりすっきり飲みやすい!というイメージだったのですが、芋焼酎に近い深み(イイ意味でのクセ)があります。「これは美味い!!ゾッ。」そして、女将に質問です。

 「兼八、初めていただきましたけど、とっても美味しいです。とても貴重で手に入りにくいって聞いてるんですが、特別の入手ルートをお持ちですか?」(S田)
 「これ1本だけなんですよ。実は、主人が個人的にいただいたモノなんですが、あまり呑まないヒトだものですから、お好きな方がいれば…、サービスの一環として。」(女将)
 「そうなんですか?(がっくり)」(S田)

 それなら、残っている「兼八」を全ていただいてしまおうと邪悪な事も考えたのですが、次の夜遊びの予定もしぶとく考えていましたので、思いとどまりました。(汗)(そちらは別投稿で、そのうち)

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 話は飛びまして、翌朝。

 左下は胡麻だれですが、空いてるスペースに湯豆腐がやってきました。左上の卵は「瓢亭卵」かな?ここにも包丁の技。右下の二つの小鉢は、自家製の「牛肉のしぐれ煮」と「ちりめん山椒」でして、御飯のおかわりをせざるを得ないS田でした。

 そして、お勘定。「兼八」はお幾らについてるんだろう?」650円でした。良心的ですね。ごちそうさまでした。

 この「御宿 なか屋」さん、料理は本当に素晴らしいです。味も勿論、文句のつけようがないのですが、食事処のすぐ隣が厨房でして、客の食べ進むスピードに合わせて出てくるのも、ありそうで滅多にはないものでは?と思うわけです。接客も設備も素晴らしいし、ひとつだけ無理してあげれば温泉旅館としたら風呂がちょっと弱いかな?と思います。しかし、この立地ですから…、文句言ってはダメですね。どなたにも自信を持ってお薦めします。
 

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