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2005年9月 2日 (金)

車のマーケティングの限界

 こちらのsavoyさんのブログで、「マーケティングの限界」というお話にのっからせてください。S田にとって、自動車製造上で一番大事だと思っているのは高い志(こころざし)だと思っています。

 最近の世界中の自動車メーカーは、ほとんどがマーケットを意識しすぎた車造りに陥っているとおもいます。50%の顧客を満足させようとして、嫌われないデザインや壊れないハードといった方向ばかりを向いているようです。これは、ある面では日本車がこのようにしてしまったと言えるのではないかと思っています。そして、まもなくトヨタは世界一の自動車メーカーになるのですから、他のメーカーがトヨタの良いところを真似するのは仕方が無いことだとも言えるでしょう。フランスやイタリアの車の耐久性が上がったことは歓迎すべきでしょう。

 しかし、フランス車の乗り心地がドイツ車に近づき、ドイツ車の足がどんどんしなやかになって、アメリカ車も日本車のようになっています。国際化という平均化で特徴の無い車ばかりになってきています。その中で、最近のフランス車メーカーはとりあえず奇抜なエクステリアデザインで勝負しようとしているように見えます。イタリアでは、逆に普通のデザインにして挽回しようとしてます。(最悪かも・・・)ドイツでは、各社がマンネリ気味の顔をイメージチエンジさせようと躍起になっているように見えます。すべてマーケティングを過剰に意識した結果だと思います。

 例えば、昔のベンツは間違いなくオーバークオリティと言える耐久性を持っていました。唯我独尊とも言えますが、真似の出来ない圧倒的なオーラを持っていたと思います。しかし小さな車を作り始め、コストという壁にぶつかり、年と共に普通の車に近づいています。(でも、ごまかし方が上手にはなってきましたネ。)VWはプレミアムを目指して国民車から脱皮しようとしていますが、成功しているのでしょうか?S田が2000年にGOLFⅣに乗り始めた時の第一印象は「こんなに柔らかい足なの??」と思い、室内のクオリティの高さに驚いたものです。自社の車のネガを消そうと懸命になるのはよい事なのでしょうが、そのメーカーならではの良さをもっとアピールできないかなと思います。

 S田が好きなのは、欠点はあっても高い理想を掲げて作りあげた車です。過去の車で言うとMini(当然初代)、ビートル(〃)、ユーノス・ロードスター等です。他にも沢山ありますが、シトロエンの歴代のハイドロ車も、シトロエンの理想主義によってつくられた車です。複雑な油圧システムとその分余計に掛かるコストに苦心しながら、他のどのメーカーも手を出さない技術にこだわり続け、レベルアップを目指し続ける。また、マツダのロータリーエンジンもそうですね。完成されたシステムや技術を熟成させ、低いコストでまずまずの車を作るのが利口なやり方でしょうがS田のような車バカにはピンときませんねえ。

 でも、車好きなんてどんどん減っているようですし、こんな事いってもマーケティング的に言えば、説得力ありません。でも世界のシェアからすれば、トヨタのシェアもしれたものですので、ブレークスルーされたコンセプトと技術、それを具現化したスタイリングを持った車って出来るはずだし、そんな車は間違いなく成功すると思います。

 最後に、力があるのに出し惜しみをしたり、ユーザーをなめた様な車を作っているメーカーは嫌いです。車好きが作ったと直ぐ判る車を出してください。よろしくお願いします。

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コメント

s田さん、こんばんは。
>高い理想を掲げて...

自らを省みて反省しきりです。
私はサラリーマンですが、長くやってると6割パワーで
結構成績上げることができちゃうんですね。
自ら打ち込みたいと思うようなプロジェクトにそうそう巡り会えるものでもないですし。

メーカーの開発者の人も力出ないかもしれないですね。
「本当はスポーツカー作りたいのにワンボックスかよ。(怒)」
s田さんの記事をみてふとそんな想像してしまいました。

投稿: savoy | 2005年9月 2日 (金) 22時53分

>savoyさん、こんばんは。
車バカの一方的なヨタ話ですので笑って読み飛ばしてやってください。(汗)
車好きな開発チームがいくら頑張っても、最終的には経営陣がカーガイでないと良い車は生まれないと思います。トヨタは皆さん真面目に車を作っていることは間違いないのですが、計算ずくすぎて面白みがないですね。でもそうでないとトップシェアなんてとれないですよね。本当はユーザーの想像を超えた商品、ある部分では120点とか、200点の評価がつけられる商品を目指して欲しいです。
でも、プリウス開発の発想は高い理想を感じます。

投稿: S田@遠すー | 2005年9月 2日 (金) 23時41分

つられて?(笑)戯れ言を
善し悪しは別としてヒットするモノというのは、好きな人嫌いな人を半々に近づけ、興味がないという人減らす事が法則だと言われているみたいです。では、トヨタさんの場合はというと、コレを上手く使っている印象はあります。個々の車としては、残念ですが、普通のユーザでも興味がない車が多過ぎる。ただこれは、ユーザ自体に車への興味が低いという部分(コノ場合は車両といったほうが良いかもしれませんが)を考慮して、個々の車ではなく「トヨタ」に興味がないことを少なくしている印象です。つまり、一つの車両でひたすら亜種をつくる。出来れば視覚的に違う、装備を増やすなどで。これで、ユーザはどれかにフィットする部分がでてくる…というワケです。そして、車両の使い回しですから個性を極力少なくしないと、多く上に載せれない…。

で、ココで重要なのが一見ユーザ寄り見える話なのですが、実は大きなヒットの車を1台作るより少ヒットを多く、かつ「失敗を少なく」が経営上、大切となるわけです。販売台数の安定が、信用や株価の安定、そしてさらにそこからメーカを選んで買われるユーザだけでなく、「まあ、なんか冴えないけど、『トヨタ』だから」と言わしめる。まあ結局メーカ主導なわけです。別に、メーカ主導がイヤではなく、機械のプロ、デザインのプロが集結した頭脳集団が考え抜いたモノ、それをユーザに提示してほしいのです。ユーザの意向は無視できませんが、それだけではマトモナ車は作れないと思います。最後の足りない部分は、購入後の外装カスタマイズにまかせれば良いと。どんなに、後付けエアロがデザインの不調和を生み出していても、曲線から歪んでいても、それでそのユーザは納得しているのですから。ただ、それはメーカの仕事ではありません。志を高く!

ということでしたが、長過ぎだよ>小生

投稿: lfo | 2005年9月 3日 (土) 07時41分

>lfoさん、いくら長くてもOKですヨ。

さて、車にこだわりを持たないユーザーが多いというか?そういうふうにリードしてきたメーカー側のねらいに普通のユーザーがのっかてしまったというか?寂しいです。人間それぞれ着る物や、身に着ける物には拘っている筈ですが・・・。でも、普通の人達から見れば、例えば「トヨタって最高のブランドとちゃうの?」っていう感じなんですよね。みんなが持ってるヴィトンが判り易いブランドで、一番お金を出しやすいんですよね。
開き直って、車なんて何でも良いのですが、ユーザーをうならせる車、安いけどすごい車を造って欲しいのです。(高くて良いのは当たり前ですですからっ・・。)メーカーさんは自分のとこのより良いシートを見つけたら、それよりもっと良いシートをのっけて欲しいんです。「何にも分かんないユーザーさん達には、こんなもんで充分でしょ?」っていうなめた姿勢が透けて見えるのが面白くないのですヨ!(これは全メーカーへのアピールです。為念)

投稿: S田@遠すー | 2005年9月 4日 (日) 09時47分

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